お金をごみ箱に捨てることは、誰もが「もったいない」と言います。
しかし、言い訳をすることを誰も「もったいない」とは言いません。
私は、言い訳ほどもったいないことはないと思っています。
お金を捨てていることと同じです。
言い訳した瞬間に、自分が成長するチャンスも捨てているからです。
言い訳することは、お金をごみ箱に捨てることと変わりありません。
学び、成長を捨てています。
言い訳は、自分が悪いことをしたときや失敗したときにするものです。
それは自分を肯定した、多少なりとも大げさに自分をかばう言葉です。
それがもったいない。
口から出そうな言い訳をぐっとこらえて、もう一度飲み込みます。
ゆっくりでかまいませんから、消化していきます。
人と人とがぶつかったとき、相手が悪いと言い訳するのではなく、自分が悪いのではないかと考えてみましょう。
テストで悪い点を取ったとき「今回はたまたま難しい問題が出たから」と言い訳する気持ちを抑えます。
「おかげで勉強の足りない部分がわかった!」と成長に変えます。
言い訳を分析すれば、これほどよい勉強になるものはありません。
自分の悪かったところ、抜けていたところ、改善すべきところがどんどん見えてきます。
言い訳は、宝の原石です。
一見、何の価値もないごみに見えても、磨けばダイヤモンドになるのです。