執筆者:水口貴博

ビジネスパーソンのための30の食事マナー

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バイキング(ビュッフェ)形式では、皿に何種類も盛り付けしないこと。

バイキング(ビュッフェ)形式では、皿に何種類も盛り付けしないこと。 | ビジネスパーソンのための30の食事マナー

私は、バイキング(ビュッフェ)形式が大好きです。

種類が豊富であり、好きなときに好きなメニューが選べます。

自分の好きなように盛り付けが楽しめ、お値段も手頃ですから、嬉しいかぎりです。

そんなバイキング(ビュッフェ)形式で、ときどきこんな光景を見かけます。

1つの皿に、4種類も5種類も山盛りで盛り付けている人です。

私は驚いてしまいます。

「何とかして元を取ってやろう」という下心が丸見え、丸出しだからです。

心の中が皿の上の状態から、よくわかります。

こういう人は、食事を楽しもうという気持ちより、お金を払った分の元を取ることで頭がいっぱいなのです。

お料理の味が損なわれるだけでなく、下品な行為が恥さらしになっています。

意外なマナーですが、1つの皿に山盛りでたくさんとるのもマナー違反です。

本来、バイキングは1つの皿に1つのお料理が基本です。

多くても2種類までです。

それ以上盛り付けるのがどうしていけないのか、おわかりでしょうか。

お料理の味が混ざり合ってしまい、せっかくのおいしさが損なわれてしまうからです。

1つの皿の大きさには、限りがあります。

「元を取らなければ」という気持ちが大きいと、小さな皿の上に4種類も5種類も盛り付けてしまい、山盛りになります。

しかし、たくさんの種類を盛り付けるほど、味が混ざってしまい、おいしくなくなってしまいます。

そういう人に限って「ここのバイキングはあまりよくない」という不満を漏らしています。

自分がそうさせているだけです。

たくさんのお料理を混ぜれば、おいしくなくなるのは当然です。

バイキングでは「1つの皿に1つのお料理」が基本です。

ほかのお料理を楽しみたいときには、別の皿が用意されていますから、そちらに盛り付ければいい。

それはマナー違反ではありません。

そのために、たくさんの皿があらかじめ用意されています。

何度も足を運び、いろいろな味を楽しむのがバイキングのいいところです。

「バイキングでは何度も取りに行くのが面倒」という人もいますが、本来は「何度も取りに行くのが楽しい」のです。

別にお料理が逃げるわけではないのですから、落ち着いてお料理を1つずつ楽しめば、それで元を取っていることになるのです。

ビジネスパーソンのための食事マナー(30)
  • バイキングでは、皿に何種類も盛り付けないようにする。
まとめ

ビジネスパーソンのための30の食事マナー

  1. テーブルの上に荷物を置かない。
  2. 食事の際は、音を立てないこと。
  3. 乾杯のときに、グラスをかちんと合わせてはいけない。
  4. 飲み終わったお吸い物の蓋は、元どおりに閉めておくこと。
  5. 食べかけたものを、皿に戻してはいけない。
  6. 無礼講だとはいえ、本当に無礼になってはいけない。
  7. 食事中のタバコは、マナー違反。
  8. 食事中に会話をしてもいいが、口に食べ物を入れたままは厳禁。
  9. 飲みに行っても、翌日の仕事に支障を来さないこと。
  10. 乾杯のときには、お酒が飲めなくても口だけはつける。
  11. 勢いに乗っても、酔いつぶれてはいけない。
  12. 洋食では「食事中」「食事が終わりました」というサインがある。
  13. レストランで店員を呼ぶとき、大声を出さない。
  14. 食事中に携帯電話を触らない。
  15. 内輪にしかわからない話題は、控えよう。
  16. 忘れる人が多い、おごってもらったときのお礼。
  17. おしぼりで、顔を拭いていませんか。
  18. ウエイター、ウエイトレスを「お兄ちゃん、お姉ちゃん」と呼ぶ人は、品位を疑われる。
  19. 仕事で喫茶店へ行く場合は、周りに合わせて注文すること。
  20. 食事の場は、上司に仕事力をアピールするチャンス。
  21. 食事のスピードは、相手に合わせること。
  22. 上司からの飲みの誘いは「仕事の延長」である。
  23. 内部の機密情報を、外で口にしてはいけない。
  24. テーブルの上より下に、本性が現れる。
  25. おごってもらったら、お礼を伝えるチャンスは3回ある。
  26. 基本的に、出てきた料理は残さないこと。
  27. 立食パーティーでは、椅子を独り占めしないこと。
  28. 立食パーティーでは、決まりきった仲間で固まらない。
  29. バイキング(ビュッフェ)形式では、料理の前で立ち止まり続けないこと。
  30. バイキング(ビュッフェ)形式では、皿に何種類も盛り付けしないこと。

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