ある知り合いの女性から、実際に聞いたお話です。
肌が荒れているときにメイクをすると、一時的にきれいになったように見えても、後から余計に肌が荒れるそうです。
吹き出物ができている肌にファンデーションを分厚く塗ると、余計に状態が悪化します。
その女性は、常にナチュラル・メイクで、目立ったメイクはしていません。
しかし、メイクをしているように肌はきれいで、きめが整っています。
「メイクは、肌にとってストレス。肌を休ませてあげないとね。そのほうがナチュラルな美人になれるよ」
この話を聞いたとき「ストレスにも通じる」と思いました。
彼女の内面から改善しようとする姿勢は、ストレス改善についても同じことが言えます。
「ストレスを発散したい。癒されたい」という人は大勢います。
さらに大切なことは「ストレスそのものが少ない生活をすること」です。
根本から改善しましょう。
ストレスをためて癒しを求めようとすると、たしかに一時的にはよくなったように見えます。
しかし、時間がかかり、お金もかかり、手間暇もかかります。
ストレスの根本的原因を解決しなければ、いくら発散させても、またストレスがたまり、際限なく癒しを求めるようになります。
際限なく癒しを求めた結果、お金も時間も、失われていく。
時間やお金がなくなれば、さらにストレスをためやすくなる悪循環に陥ります。
ほとんどの人がこうなってしまっているのです。
ストレス発散や癒しは、応急処置です。
本当に大切なことに目を向けましょう。
ストレス発散や癒しより大切なのは「ストレスの少ない生き方」です。
ストレスが少なくなれば、発散をする必要も、癒される必要もなくなります。
根底から治していくことが、一番大切なポイントなのです。