「間違えないように」と思っていると、間違えやすくなります。
「失敗しないように」と考えていることほど、失敗しやすい状態はありません。
「緊張しないように」と考えるほど、緊張してしまいます。
「自信がない」と考えていると、もっと自信がなくなります。
人間は、気にしないように思っても、実際は気にしているのです。
「気にしないように」と考えているのは、気にしているからです。
集中しているということです。
「気にしない」ということを気にしているのですから、気にしていることには変わりありません。
人生は、あなたが思っているような毎日になります。
気にしないようにと考えていることは、気にしていることに変わりありませんから、気にしていることが現実になります。
「今日は嫌な日にならなければいいな」と思っていると、嫌なことを気にしているのですから、嫌な日になります。
自分でそうした出来事を引き寄せているのです。
心のどこかで嫌なことが起こることを期待し、実際に嫌なことが起こると「やっぱり……」と思ってしまう自分がいます。
「間違えないようにしよう」と思えば思うほど、間違ってしまいます。
「間違える」ということを気にしているからです。
「間違えませんように」の「ません」の部分が抜け「間違えるように」と、頭の中では解釈されています。
ネガティブな考えは、まったくそのとおりにあなたの人生を傾けます。
考えている通りの人生になるのは、そういうことを考えて、自分が引き寄せているからです。
気にしていることは、全部現実となって表れてしまう法則があるのです。
考えることはネガティブではなく、ポジティブに考えることです。
「嫌なことが起こりませんように」とは考えず「いいことが起こりますように」と考えましょう。
「間違えませんように」ではなく「うまくいきますように」と考えましょう。
「失敗しないように」ではなく「成功するように」と願うのです。
いいことを考えていると、いいことを自分から引き寄せることになります。
先ほどもお話ししたとおりに、気にしないように考えていても、気にしていることには変わりありません。
どうせ気にするなら、ポジティブなことを気にしたほうがいいのです。