「何をしていいのかわかりません」
私はときどき、こうした相談を受けることがあります。
そこで、詳しく話を聞いてみると、その人はまだ何もしていないのです。
何もしていないのに、結果が急に出ると思っています。
考えてみればおかしな話です。
何をしていいのかわからない人に共通していることは「まだ何もしていない」ということです。
何をしていいのかわからないときには、とにかく今、目の前にあることを一生懸命にしていればいいのです。
いきなり遠くにあるゴールを目指すのではなく、手の届く範囲にある仕事を淡々とこなします。
そのうち突然ぱっと改善策を見つけることができ、そこを切り口に次へのステップへと進むことができるようになります。
わからないからと駄々をこねるのは、マナー違反です。
何をしていいのかわからない人ほど、何かをすることです。
今自分ができることを、しっかりやっていれば、そこから切り口が見えてくるようになるのです。
人生は、あなたに目的を与えません。
あなたが自分で目的を探していかなくてはならないのです。
わからないときにはぽかんとしているのではなく、わからないから行動することが大切なのです。