友人と遊ぶ約束をして、約束の時間に近づいたときに、突然キャンセルが入るということがあります。
「直前でごめんなさい。用事ができちゃった」
いわゆる「ドタキャン(土壇場キャンセル)」というものです。
ある程度、前もってわかっていればまだいいのですが、直前のキャンセルには驚いてしまいます。
服を着て、髪を整え、家をでて、待ち合わせ場所に着いてからのキャンセルは、かなりの迷惑です。
普通なら、誰もが困り、むっとしてしまうことです。
楽しみにしていたことが、急にキャンセルになってしまうと「私はどうすればいいの」と、路頭に迷ってしまうでしょう。
しかし、ここでむっとしないことが、器の大きさを表現できる瞬間です。
突然キャンセルが入ったら、神様からの時間のプレゼントと思うことです。
神様が「チャンスを与えましょう。今がその時間です」と、あなたに語りかけます。
前からやりたくてできなかったことをやる時間を、与えてくれたのです。
以前からやりたかったことをやる時間ができたと、前向きに考えましょう。
私が学生時代、学校へ行ってから突然授業がキャンセルになるということがありました。
先生の体調が悪く、学校に到着してから、授業のキャンセルが決まります。
そんなときはいつも「じゃあ、勉強する時間ができた。図書館に行こう」と前向きに考えていました。
どんなにむっとしても、授業が再開されるわけではありません。
苦しいのは自分です。
そうした出来事を前向きに捉えて、神様からのチャンスのプレゼントなのだと思っていました。
こんなときに図書館へ行って勉強すると、驚くほど、はかどってしまうものです。
何かが起こったときには、何か意味があるのだと思うことです。
自分が試されているチャンスと考えたり、勉強する時間ができたと思ったり、前向きに考えていれば、思わぬチャンスに変わります。