品性のある人は、部屋の物をできるかぎり少なくしようと心がけています。
たくさん持とうとはせず、できるだけ持たないようにしようと心がけます。
たくさん持つと、注意を払わなくてはならない対象も増えます。
2つ持てば、2つを気にしなければなりません。
3つを持てば、3つを気にしなければなりません。
たくさん持てば持つほど、気にしなければならない物が増え、1つあたりに割り当てられるエネルギーが減ってしまいます。
ペットの犬も1匹だからこそかわいいものの、部屋に10匹もいれば、どうでしょうか。
いくらかわいい犬でも、苦労の種となってしまいますね。
1匹ずつに気を向けてお世話をしようとしても、なかなかそう実際にできるものではありません。
どうしても注意が散漫になり、1匹あたりに割り当てる愛情やケアが、減ってしまいますよね。
部屋に物をたくさんおいてしまうことも、同じくそれにあたるのです。
たくさん置けば置くほど、落ち着きがなくなり、整理が難しくなります。
「自分は掃除ができない」という人の部屋は、必ず物が多いものです。
掃除ができないから物が多いのではなく、物が多くなってしまったから掃除が難しくなってしまったのです。
品性は、物が少ないときに出てきます。
物が多いというだけでごちゃごちゃしてしまい、オーラもどこかへ飛んで消えます。
物を少なくして、愛情や心配りを行き届くようにしましょう。