執筆者:水口貴博

気品と美しさを身につける30の方法

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五感を通して感じることを、感動という。

五感を通して感じることを、感動という。 | 気品と美しさを身につける30の方法

品性のある人は、景色だけを見て、感動しません。

五感のすべてを総動員させて、見て、聞いて、触れて、感じて、感動します。

たとえば、散歩1つとはいえ、景色だけを楽しむのではありません。

目には見えない音を聞いて、楽しむようにします。

目に見えない、温かさ、寒さといった季節を、皮膚感覚を通して感じ取ります。

音は目に見えないだけあって、意識しないと、なかなか注意が向きません。

景色を眺めながらも、感覚の意識を向けて、体全体を通して感じます。

私の家のすぐそばに烏山川緑道からすやまかわりょくどうという、長い散歩道があります。

都会のど真ん中に、木々のある緑道です。

休日や銭湯の帰りなどには、よく立ち寄り、散歩をしてから家に帰ります。

散歩をしていると、景色が変わるだけでなく、ところによって音も変わってきます。

住宅街の近くになれば、家族の声が聞こえてきます。

川のそばを通れば、水の流れる音が聞こえてきます。

公園の近くでは、子どもが遊んでいる声が聞こえ、草むらの近くではコオロギの鳴き声が聞こえてきます。

景色を見て楽しむことも、十分な癒しになりますが、音も同時に楽しめば、さらなる癒しになります。

夏の緑道はむし暑く、雪の降る冬の日には真っ白な緑道へと、様変わりします。

暑い、むし暑い、寒い、涼しいといった感覚を、皮膚感覚を通して春夏秋冬を感じ取ります。

これが感動のある癒しの散歩です。

たかだか散歩とはいえ、心にじんと響く素材はたくさんあります。

目だけを通して「見る」のではなく、音も同時に「聞き」、気温や風を通して「感じ」ます。

この五感を通して感じることを、感動というのです。

気品と美しさを身につける方法(26)
  • 五感を通して、感じ取る。
愛を感じるために、愛を削っていませんか。

気品と美しさを身につける30の方法

  1. 本当のかっこよさは、品のある雰囲気から生まれる。
  2. 顔をきれいにする前に、部屋をきれいにする。
  3. 人目のないときでも、整理整頓、できていますか。
  4. 品というオーラの根源は「きれいにしたい」という気持ち。
  5. 足元からも、オーラが出る。
  6. 着信メロディーは、迷惑の元。
  7. 品性とは「余裕」のことである。
  8. ごみ箱は、心の中の表れ。
  9. 経験数が増えることで、品性が向上する。
  10. 緊張することで、品性が養われる。
  11. ささいなことほど、丁寧に扱う。
  12. ため息をつかない。
  13. 電話をかける側が、腰を低くすることが品のあるマナー。
  14. 「落ち着き」は、品格のある印象を醸し出す。
  15. 気になる態度も、ほかの人から見れば小さな迷惑として映る。
  16. がははと笑うと、品が下がる。
    にっこり笑うと、品が上がる。
  17. 拾わない、もらわない。
  18. 明日の準備をしてから、帰る。
  19. いらない物は、徹底的に捨てる。
  20. 余裕のある生活を送ろう。
  21. 毎日使う日用品は、精神状態に大きく関わりを持つパートナー。
  22. 「まあいいか」と思うところほど、まめに行動する。
  23. 個性を表現し、さらに引き出していくために、ファッションがある。
  24. 知識は、気品があってこそ、引き立つ。
  25. お金がなくても楽しめるセンスを、品という。
  26. 五感を通して感じることを、感動という。
  27. 愛を感じるために、愛を削っていませんか。
  28. 部屋の物が少ないほど、生活に品が出る。
  29. 品性のある人は、背中にも目がついている。
  30. むかっとした出来事を反面教師にできる人が、立派になる。

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