日用品には、ささいな小物が多い物です。
コップ、皿、歯ブラシ、椅子、バッグなど、毎日使う小物です。
ティッシュペーパーや歯磨き粉といった消耗品も含め、毎日手に触れて使う物こそ、こだわりの一品を使うことです。
お金の使い方が下手な人は、見栄にお金を使います。
めったに着ない着物やドレスなど、年に1回使うか、使わないかという程度の物に、大金をつぎ込みます。
だからとはいえ、日頃の生活はどうかといえば、ぼろぼろでよれよれのパジャマを着ていたりします。
人目につかないところにはお金を使わず、人目につくところだけお金を使って、きれいに見せたがる人は、見栄で動かされています。
見栄を張ってしまうと、どうもおかしなところでお金が出ていくのです。
毎日使う物こそ一番お金を使い、めったに使わない物はレンタルに頼るなどして、できるだけお金の支出を抑えることです。
毎日触れて使う物は、直接あなたの精神状態にも影響を与えます。
よい物を触って使っていると、気分がよくなります。
お気に入りのコップで、おいしい1杯のコーヒーから始まる朝は、気持ちいいものです。
汚れてひびの入ったコップを使い、塩素の混じった水道水を飲んで、気持ちのよい朝がスタートできるでしょうか。
日用品は、使用頻度が最も高い道具の1つです。
毎日使う物ほど、きれいでおしゃれな上等の物を使うほうが豊かです。
お気に入りの一品を持つと、生活全体のレベルが上がります。
私は毎日使う、ティッシュペーパーは、カシミヤの手触りのする高級な物を使うようにしています。
高いとはいえ、たかだか数百円高いという程度です。
しかし、高いだけあって手触りのいいティッシュペーパーであり、毎日使いますから欠かせません。
使っていると、こちらまで心が白くなっていきそうな感覚を得られます。
またカーテンもお気に入りの淡いピンク色の物を買いました。
安い物を探せば、もっと安い物もありましたが、毎日目にするカーテンをけちってしまうと、精神的に悪影響が出てきます。
部屋にいる間はずっと視界に入りますから、お気に入りの物であるかどうかは、大きなポイントです。
毎日使う物こそ、お金を使いましょう。
毎日触れて使うからこそ、目には見えない精神状態に強く影響を及ぼします。
品性は、人の精神状態が豊かになってこそ、少しずつ出てきます。
毎日使う日用品は、あなたの精神状態に大きく関わりを持つパートナーなのです。