負けたときは、敗因を考えます。
「なぜ負けたのか」「何がいけなかったのか」と、きちんと結果を受け止め、負けた原因を探ります。
負けたときは、悔しさや悲しさがあります。
問題意識があるため、同じことが繰り返されないよう、徹底的に敗因を分析するものです。
敗因の分析は、誰でも必死になるものです。
問題点を洗い出し、悪い点を改善すれば、きっと次は勝利を手にできるでしょう。
一方、勝ったときは、勝因を考えることが少ない。
「やった」「嬉しい」「おめでとう」と喜んで終わりです。
勝ったときは、悔しさや悲しさがありません。
特に問題意識もないため、勝因をスルーしがちです。
これは良くありません。
負けたときに原因があるように、勝ったときも原因があります。
勝利に浮かれてばかりではいけません。
勝ったときも、負けたときと同様、きちんと原因を考えましょう。
「なぜ勝てたのか」「何が良かったのか」と、勝った原因を探ることです。
勝因を分析できれば、次回に生かせます。
勝因をより強化すれば、今後の展開をますます有利に進められます。
さて、勝因なら何でも良いとは限りません。
例外として、素直に喜べない勝因があります。
それは「運」です。
勝因を分析すると「運が良かっただけ」というケースが少なくありません。
運のおかげで勝てたのなら、イエローカードです。
素直に喜んではいられません。
運は再現性がないからです。
「勝てたのは偶然」ということになります。
「とにかく勝ったから良かったじゃないか」と考えるのはNGです。
運のおかげで勝てたのなら、本当に勝っているとは言えません。
運がなければ、負けていたことになるからです。
実力があるように錯覚しやすいため、注意したいところです。
勝因が「運」である場合は、実力を過信せず、謙虚な姿勢で反省しましょう。
運を抜きにすると、気になる点が見つかるはずです。
気になる点を今後の課題として改善していきましょう。
運がなくても勝てるような状態にするのが理想です。