コンビニやスーパーで、首をかしげる食品を見かけることがあります。
「具だくさんに見せかけた食品」です。
見える部分は具がたっぷりあって、おいしそうです。
ボリュームに魅了されて買うのですが、実際に食べてみると、中身はほとんどなくてすかすかなのです。
パンやサンドイッチでありがちです。
一口食べたとき、妙にすかすかで気づきます。
心の中で「騙された」と思ってしまう瞬間です。
たまたまその1つだけそうなっているのではありません。
ほかの食品も同じように見た目と中身にギャップがあって、意図的なごまかしが感じられます。
残念ながら、ときどきそんな食品を見かけることがあります。
企業は売上アップのアイデアと思っているのかもしれませんが、これは明らかに誤った売り方です。
騙すようなことはしないことです。
小細工を見抜けないほど、消費者な愚かではありません。
消費者を騙して売上を上げたところで、長くは続きません。
悪い評判はすぐ広まります。
騙すようなことをしていると、消費者からの信用を失ううえ、企業のイメージも悪くなります。
「どうせ今回も見かけだけだろう」「この会社は信用できない」と思われ、消費者からそっぽを向かれます。
短期的にはプラスでも、中長期的に見れば、マイナスのほうが大きくなります。
最初はよく売れても、消費者からの信用を失うと、一転して売れなくなるのです。
人間関係でも同じことがいえます。
利益のためとはいえ、騙すようなことをしないことです。
自分が得しても、一時的です。
相手は「騙された」とショックを受けます。
騙された恨みはなかなか消えません。
騙すようなことをすると、信用を失うことになり、どんどん人が離れます。
いったん信用を落とすと、何を言っても信用されなくなります。
「どうせ今回も」と思われるようなことになり、そっぽを向かれ、孤立無援の人生を送ることになるのです。
騙すと、必ずしっぺ返しがあります。
一時的にはプラスでも、最終的にはマイナスのほうが大きくなります。
信用を回復しようにも、長い時間と労力がかかって大変です。
場合によっては、二度と信用を回復できないこともあります。
利益のため、騙すようなことはしないのが得策なのです。