飲食店や公共交通機関で、うるさく騒ぐ子どもを見かけることはありませんか。
大声で騒いでいたり泣きべそをかいていたり手足をばたばたさせたりです。
自分の周りをちょこまか動き回る子どももいるかもしれません。
親がほったらかしにしているわけではありません。
親なりに子どもを静かにさせようとなだめるのですが、なかなか素直に言うことを聞きません。
「静かにしなさい」と言われた直後はおとなしくしていても、しばらくするとまた騒ぎ始めます。
子どもは、なかなかおとなしくできません。
そんな騒がしい子どもがいたとき、ちょっと不快に感じることがあるかもしれません。
「うるさいなあ。気が散るなあ。食事に集中しにくいなあ」
子どもの騒ぎ声がうるさく感じることがあったとき、心の器を広げる考え方があります。
子どもに幼少期の自分を重ねてください。
昔の自分を投影するのです。
あなたも幼少期のころ、うるさく騒いでいたに違いありません。
飲食店や公共交通機関で、にぎやかに騒いでいたことがあるはずです。
時にはぎゃあぎゃあ泣き叫ぶこともあったはずです。
近くにいるお客さんの周りをちょこまか動き回ることもあったに違いありません。
昔の自分を見ていると思えば、急に子どもの感じ方が変わります。
「あの子どもは昔の自分だ!」
昔の自分を見ていると思えば、声は気になりません。
「私も子どものころは騒がしかったね。騒ぐのも仕方ないよね」
子どものうるさい声が何とも思わなくなります。
それどころか、ほほ笑ましく感じるようにすらなるでしょう。
「むしろ元気があってよい!」「いっぱいパワーをもらえるなあ!」と思うことすらあるでしょう。
昔の自分を見ていると思えば、好意的な受け止め方に変わります。
いらいらすることもなくなるのです。