執筆者:水口貴博

日常の新たな風情を発見する30の言葉

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花を見る人はいても、茎や枝を見る人は少ない。茎や枝にも鑑賞の価値がある。

花を見る人はいても、茎や枝を見る人は少ない。茎や枝にも鑑賞の価値がある。 | 日常の新たな風情を発見する30の言葉

バラ、ヒマワリ、アサガオ、コスモス、チューリップ。

まず目を向けるのは「花」ではないでしょうか。

きれいな花びらが広がっていて、美しい色や形も魅力的で、目が釘付けになります。

目の保養になり、うっとり癒やしを感じるでしょう。

花から「こっちを見て! もっと見て!」と言わんばかりの主張が聞こえてくるようです。

もともと花の美しさは昆虫に花粉を運んでもらうための知恵なのですが、私たち人間にとっても魅力的で目を奪われます。

美しい花であればあるほど存在感があり、目だけでなく心まで奪われますね。

心地よい香りも漂っていて、天然のアロマセラピーを楽しむ人もいるでしょう。

花のアロマは、心まで華やかにしてくれます。

ところがその一方で無視されがちなのは「茎」や「枝」です。

花のような美しさや華やかさはなく、地味で存在感が薄く感じられます。

視界に入っていても、スルーする人が多いもの。

「特に美しくない」「鑑賞するほどでもない」と思われることが多い。

みんな花を見るばかりで、茎や枝を見過ごしがちです。

たしかに花に比べれば、美しさ・華やかさは見劣りしますが、だからといって無視するのは惜しいことです。

華やかで美しい花が咲いているのは、茎や枝があるおかげです。

栄養や水分は、茎や枝を通って花に届きます。

茎や枝があるからこそ、花が咲いています。

花にとって茎や枝はなくてはならない存在であり、陰で支えている存在です。

ユニークな特徴があって楽しませてくれることも少なくありません。

ヒマワリの茎も、よく見ると産毛の生えていて面白い。

この産毛は「トライコーム」と呼ばれ、水分を保つ働き、害虫から身を守る働き、強い日光をガードする働きなどがあります。

バラの枝にはとげがたくさんついています。

草食動物から身を守るために発達したものですが、必死に生きようとするバラの強さが感じられるはずです。

バラはトゲがあるからこそ、いっそう美しさが映えています。

花を見て楽しむのもいいのですが、たまには茎や枝にも注目してください。

地味かもしれませんが、地味なりに特徴があります。

茎や枝も、花の一部です。

茎や枝にも鑑賞の価値があるのです。

日常の新たな風情を発見する言葉(23)
  • 花だけでなく、茎や枝にも目を向けて、鑑賞を楽しむ。
当たり前の話に、1つの無駄もない。

日常の新たな風情を発見する30の言葉

  1. 私たちの頭の上には、いつも「笑顔の雲」が浮かんでいる。
  2. 食べ物にも「表情」がある。
  3. 桜が散ると、みんな見向きもしなくなる。
    散った後の桜も、鑑賞を楽しもう。
  4. にわか雨は、天からのサプライズプレゼント。
  5. チャンスは、何でもない普通の日常にある。
  6. どんな仕事でも、誰かが見ている。
    究極は、天の神様が見ていると考える。
  7. 人は誰でも、神秘と奇跡の存在。
  8. 歩きながら眺めるより、足を止めて眺めるほうが、感動も印象も深くなる。
  9. 無邪気に遊ぶ子どもを見て、うるっとくることはありませんか。
  10. 傘立てに傘を置くとき、その人の心と未来が見える。
  11. デートスポットは、1人で行くのが醍醐味。
  12. セミやスズムシの鳴き声の感じ方は、あなたの心を反映している。
    うるさく感じたら、心に余裕がなくなっている証拠。
  13. 繁華街を歩くことは、時代の空気を学ぶ屋外授業。
  14. 新発見は「歩き慣れた道」にある。
  15. 夜空に浮かぶ月には、時代を越えた感動がある。
  16. エールを送ることは美しい行為。
    頑張る人にエールを送るあなたは美しく輝く。
  17. 大変な仕事だから良いわけではない。
    楽で簡単な仕事だから悪いわけでもない。
  18. あなたには「雰囲気」がある。
  19. まな板は毎日、傷つく仕事に堪えて頑張っている。
    まな板に感謝してしすぎることはない。
  20. 勝負所の判断をするのは、自分。
    勝負所は、いくつあってもいい。
  21. 新鮮な光景は、雨の日にある。
    真上を向いて、雨粒を落ちてくる様子を見てみよう。
  22. 掃除は、始めるまでが大変。
    始めてしまえば、楽になる。
  23. 花を見る人はいても、茎や枝を見る人は少ない。
    茎や枝にも鑑賞の価値がある。
  24. 当たり前の話に、1つの無駄もない。
  25. 夕日は、太陽からあなたへのプレゼント。
  26. 迫り来る前方景色を楽しめるのは、先頭車両だけ。
    遠ざかる後方景色を楽しめるのも、末尾車両だけ。
  27. 訴求力を高めるには、文字サイズを大きくすることが必要。
  28. つまらなそうなことを「面白そうだ」と思えば、本当に面白く感じてくる。
  29. 季節外れのスキーやスノーボードを楽しむ。
  30. 「この景色に出会えてよかった」という瞬間を作るには、外に出なければいけない。
    さあ、冒険の旅に出よう。

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