あなたが愛用しているまな板を見てみてください。
表面には刃物の傷跡がびっしり付いているでしょう。
浅くて小さな傷もあれば、深くて目立つ傷跡もあるでしょう。
まな板は、傷つく仕事にひたすら堪えて頑張っています。
もちろん分厚い板なので平気ですが、傷だけは避けられません。
まな板は、傷つけられる仕事しかしていません。
にもかかわらず、一言も文句を言わず、淡々とあなたの調理をサポートしています。
逃げることも嫌がることもなく、いつも真正面からあなたの刃物を受け止めています。
「それがまな板の仕事」と言ってしまえばそれまでですが、まな板の身になってみてください。
まな板はあなたが調理をするたびに鋭い刃物を向けられ、ばんばん叩かれています。
出番のたびに刃物を向けられ、傷つけられてばかりの毎日で、さぞお疲れでしょう。
刃物で傷つけられる危ない仕事をしているのは間違いありません。
まな板の表面にある傷が、その証拠です。
ちょっとストレスをためているに違いありません。
頑張り屋のまな板に、たまには感謝をしましょう。
「いつも調理を手伝ってくれてありがとう」とお礼を伝えるのです。
まな板に感謝してしすぎることはありません。
まな板のおかげで、スムーズな調理ができています。
忘れてならないのは、まな板のお手入れです。
漂白剤を使ってきれいにすれば、脱臭や除菌ができ、まな板の表面がすっきりして清潔になります。
台所にも清潔感が漂い始めるでしょう。
きれいにまな板をお手入れすることは、あなたができる、せめてもの恩返しです。
「いつもお世話になっています。これからもよろしくお願いします」
日頃の感謝の気持ちを伝えながらお手入れをすれば、まな板も「きれいにしてくれてありがとう」と喜んでくれるでしょう。
次の調理のときも、陰のサポート役としてしっかり頑張ってくれます。
まな板のお手入れも、感謝の表現の1つです。