新発見はどこにあるのでしょうか。
実はとても身近なところにあります。
「歩き慣れた道」です。
あなたの生活には歩き慣れた道があるでしょう。
散歩道、通勤通学の道、買い物のときに通る道などなど。
今まで数え切れないほど歩いたことがあって、目をつぶっても道をイメージできるに違いありません。
あらためてここに注目です。
「歩き慣れた道のことはよく知っている」と思うかもしれませんが、たいていは思い込みです。
歩き慣れた道は、歩き慣れているゆえに大雑把な見方になっています。
意外と見ているようで見ていないもの。
見ると言っても、ちらっとした見方になっていて、集中して見ることはありません。
いま一度じっくり観察するようなつもりで、歩き慣れた道の隅々に目をやってください。
見慣れているはずの道に新鮮な感覚を覚えるでしょう。
見慣れている光景のはずが、いつもと違った様子に見えるでしょう。
そして、新しい発見と出会えるはずです。
道路表面の面白い模様に気づくかもしれません。
道路に敷き詰められたブロックの割れ目から草花が生えているかもしれません。
道路脇にきれいな花が咲いているかもしれません。
今までスルーしていた看板や建物も、立ち止まってよく見ると、味があって楽しめるかもしれません。
次から次へと新しい発見がいっぱい見つかり、興奮するでしょう。
「おや?!」という発見が止まらなくなるはずです。
つまらない道ではありません。
面白さに気づいていないだけです。
今まできちんと見ていなくて、スルーしていただけです。
「どうして今まで気づかなかったのだろう」と不思議に感じること間違いなし。
しっかり観察力を研ぎ澄ませて、歩き慣れた道の隅々を一つ一つ丁寧に見ていきましょう。
あなたの観察力が物を言うときです。
視力は低くても、新発見は可能です。
新発見は「歩き慣れた道」にあるのです。