上司から面倒な頼まれごとをされたとき、どんなリアクションをするかです。
やりがいのある仕事であればいいのですが、ちょっとした雑用を頼まれることがあるでしょう。
誰でもできるような簡単な仕事をお願いされることも少なくありません。
「コンビニでこれを買ってきてくれ」
「お店の予約をしておいてくれ」
「この資料を総務課に届けておいてくれ」
「これを郵便ポストに入れておいてくれ」
「会議室を掃除しておいてくれ」
しょっちゅう面倒な頼まれごとをされます。
特に新入社員のころは、面倒な頼まれごとの連続となるはずです。
時には仕事とは関係ない頼まれごとをされることもあるかもしれません。
「このジグソーパズルを完成させておいてくれ」という頼まれごとも現実にはあり得ます。
大卒の人間が子どもできるような仕事をお願いされると、複雑な気持ちになります。
「よりによってどうして私に頼むのだろう。ほかにも暇そうな人がいるじゃないか。私はお使いをするために入社したのではない」
不満を感じるかもしれませんが、むっとしてはいけません。
上司は「この人はどのくらい仕事ができる人だろうか」と試しています。
わざと面倒な雑用をお願いして、反応や仕事ぶりを見ています。
ほかに暇そうな新人がいるにもかかわらず、頼まれごとがあなたに集中することもあるでしょう。
不満に感じるかもしれませんが、早合点です。
どれだけあなたが素直に引き受けてくれるか、確認しようとしています。
また、あなたには「仕事を頼みやすい雰囲気がある」と認められている可能性があります。
頼みやすい新人もいれば、そうでない新人もいます。
「この人ならすぐやってくれそうだ。きちんとやってくれそうだ」という期待もあります。
裏を返せば「上司から目をかけられている」ということ。
簡単な仕事であれ面倒な雑用であれ、自分が求められることはありがたいことです。
面倒な頼まれごとをしても評価されないと考えているなら誤解です。
面倒な頼まれごとも評価対象です。
面倒な頼まれごとをされたら「評価につながるチャンス」と思ってください。
面倒なそぶりを見せず、にこにこしながら対応していきましょう。
面倒な頼まれごとも、1つの仕事と思うことです。
どんな雑用であろうと、真面目に対応して、丁寧に仕上げましょう。
スピード感を持って取り組み、少しでも立派に仕上げてください。
面倒な頼まれごとをきちんとできる人は、必ず評価されます。
上司から「この人に雑用ばかりさせるのはもったいない」と判断され、大きな仕事を与えられるようになります。
頼まれごとは、試されごとなのです。