私たちの身の回りは「感謝」にあふれています。
衣食住があること、勉強ができること、愛情を注いでくれる親がいること、生活を支えてくれる人がいること。
小さなことにも注意を向け、感謝の気持ちを持ち続けることは大切です。
感謝の気持ちを大切にして生きることは、誰にとっても大事なことですね。
しかし、私たち人間は「忘れる生き物」です。
忘れる生き物である以上、気を抜くと、感謝の気持ちをすぐ忘れてしまいます。
最初は感謝の気持ちがあっても、時間が経つにつれて薄れていき、当たり前と感じるようになる。
ついには何とも思わなくなってしまい、感謝ゼロになってしまうのです。
悪気はないのですが、感謝の気持ちを忘れてしまうことはあるものです。
当たり前と思うようになって意識が向かなくなると、日常の中でスルーすることも多くなります。
ちょっとでも不足すると、感謝どころか文句を言ってしまうことすらあります。
感謝の気持ちを忘れやすいとき、どうすればいいのでしょうか。
シンプルな工夫があります。
「感謝の気持ちを大切にする」という言葉を紙に書いて、目立つ場所に貼ってください。
筆記用具は、太い筆ペンや太字の油性マーカーなど、文字がくっきり見えるものがいいでしょう。
目立つ場所ならどこでもかまいません。
たとえば、壁に貼ったりデスクマットの下に敷いたりするとよく目に付くでしょう。
たったこれだけです。
生活を送る中で自然と言葉が目に飛び込んでくるため、いつも意識できるようになります。
原始的な方法であり「そんなことか」と思うかもしれませんが、これほどシンプルで効果的な方法はありません。
お金も時間もかからず、誰でも簡単にできますね。
忙しいときや余裕がないときでも、言葉が目に飛び込むと、大事なことを思い出せます。
だんだん潜在意識にも刻み込まれていき、無意識の行動にも表れるようになるでしょう。
家族や他人に見られることを避けたいなら、鍵付きの日記やスマホの待ち受け画面を利用するのも1つの方法です。
感謝の気持ちは、豊かな生活と人生を送るうえで欠かせない要素です。
なくて困ることはあっても、あって困ることはないのです。