あなたに質問です。
最近「ありがとう」と言いましたか。
きっと「ある」と答えるでしょう。
コミュニケーションに欠かせない言葉ですから、日頃から口にする機会が多いものです。
今日すでに何度か口にしている人も多いことでしょう。
では、質問を変えます。
最近何かに「ありがたい」と思いましたか。
「ない」あるいは「ほとんどない」という答えになるのではないでしょうか。
私たちは普段「ありがとう」とよく言いますが、その一方で「ありがたい」と思うことは少ないのが現実です。
ここなのです。
私たちに足りない感謝の習慣があります。
「ありがとう」と言う習慣ではありません。
「ありがたい」と思う習慣です。
私たちは「ありがたい」と思うことが圧倒的に不足しています。
「ありがとう」と言う習慣も大切ですが「ありがたい」と思う機会も作ってください。
心の中で小さく念じるだけでいいのです。
感謝の気持ちを持ちながら、心の中で「ありがたい」と唱えてください。
おいしい食事ができるときに「ありがたい」と思いましょう。
勉強や仕事ができることにも「ありがたい」と思いましょう。
お金を払うだけで欲しいものが手に入ることにも「ありがたい」と思いましょう。
乗り物を使えば、簡単に遠い距離を移動できることにも「ありがたい」と思いましょう。
命があって生きていることにも「ありがたい」と思いましょう。
大きなことだけでなく、小さなことにも「ありがたい」と思いましょう。
見るもの・聞くもの・触れるもののすべてに対して「ありがたい」と思ってみてください。
心に幸福感が広がり、満たされた気持ちになれます。
「ありがたい」は「ありがとう」より大切です。
「ありがたい」と思うだけで感謝したことになります。
直接声に出さなくても、心の中で唱えています。
感謝の念を持つことは、心の健康を保つ上で欠かせない要素です。
「ありがたい」と思うことがあれば、落ち込むことはありません。
常に心が感謝と喜びの気持ちで満たされるため、生き生きした人生を送れます。
では、さっそく今日から実践です。
どんどん気兼ねなくトライしていきましょう。
声に出す必要はないので、周りの迷惑になりません。
「ありがとう」という機会は限られますが「ありがたい」と思う機会は無限です。
「ありがとう」という機会は、人から好意や親切をされたときに限られますが「ありがたい」と思う機会は自分次第です。
自分がありがたいと思うことなら何でもOKです。
人からの好意や親切があったときだけでなく、日常の小さなことに対しても使えます。
対象も頻度もタイミングも自由です。
「ありがとう」と言う回数と同じくらい「ありがたい」と思う機会を作ってみてください。
すぐ心が満たされた気持ちになるでしょう。
自分が幸せ者だと思えてきて、生きるのが素晴らしく思えてくるのです。