あなたは今日、何回お礼を言いましたか。
正午を過ぎているにもかかわらず、まだ1回も言っていないなら大変です。
どこかでお礼を言い忘れています。
日常にお礼を言う機会は少ないと思っているなら、誤解です。
大きな親切だけをお礼の対象にするのではありません。
大きな親切だけでなく、小さな親切まで注意を向けると、お礼を言う機会はたくさんあります。
バスから降りるとき、タクシーから降りるとき。
レストランで注文するとき、料理が運ばれてきたとき、レジでお金を支払うとき。
仕事を手伝ってもらったとき、役立つ情報を教えてもらったとき、わからないことを教えてもらったとき。
友人から応援されたとき、褒められたとき、物を借りたとき。
スーパーで試食させてもらったとき、おまけをしてもらったとき、丁寧なサービス精神を感じたとき。
「お礼を言う機会は山ほどある」と言って差し支えありません。
きちんとお礼を言いましょう。
「ありがとう」
「ありがとうございます」
「感謝します」
着飾った言葉を並べる必要はなく、シンプルな感謝の言葉で十分です。
本当にお世話になったときには、より丁寧にお礼を言うといいでしょう。
「本当にありがとうございます!」と言えば、感謝の気持ちが相手にしっかり伝わります。
笑顔でお礼を言うと、感謝の気持ちがよく伝わります。
お礼は、どんなに言っても嫌われることはありません。
「うっとうしく思われそう」と心配する人もいるかもしれませんが、気にする必要はありません。
お礼は、言い足りないことはあっても、言いすぎることはありません。
言えば言うほど、感謝の気持ちが伝わって、相手に喜ばれます。
たとえうっとうしく思われたとしても、悪いことをしているわけではありませんから、堂々としていればいいのです。
少なくとも礼儀作法がきちんとしていることは伝わります。
お礼がなくて嫌われることはあっても、お礼があって嫌われることはありません。
あらゆる習慣の中でも、お礼の習慣だけは、サボらないように注意してください。
お礼は、人間関係における、最重要な習慣の1つです。
人間関係の基本であり、極意でもあります。
感謝の気持ちがあなたから相手に伝わることで、心のこもったやりとりができます。
お礼の回数に上限はありません。
お礼を言えば言うほど、人間関係がスムーズになり、人付き合いの運も上がります。
さて、今日は何回お礼を言えるでしょうか。
少なくとも1日に10回以上は言うようにしたい。
多ければ多いほど素晴らしい。
「あの人は『ありがとう』が口癖だよね」と、陰で噂になるくらいになれば合格です。
お礼は「言いすぎ」と言われるくらいでちょうどいいのです。