あなたは、いつ死ぬのでしょうか。
どんな死に方をするのでしょうか。
それは誰にもわかりません。
長生きができるとは限りません。
老衰で天寿を全うするとは限りません。
病気のせいで、短命に終わるかもしれません。
交通事故に遭って、来週死ぬかもしれません。
無差別殺人に巻き込まれ、明日死ぬかもしれません。
どれも可能性がゼロとは言い切れません。
意外と知られていませんが、健康な人でも、突然死ぬことがあります。
それは、心臓発作です。
心臓発作は誰にでも起こりえます。
健康診断で異常がなかったにもかかわらず、ある日突然、心臓発作で亡くなった例は数知れません。
「そんなばかな」と思いますが、現実の話です。
健康な人が突然の心臓発作で亡くなった例は、いくつも報告されています。
年配者だけでなく、若い人でも起こることがあります。
「なぜ心臓発作になったのだろう。あれほど健康だったのに」と悔やまれるケースは世界中に存在します。
あらためて考えると、私たち人間は、いつ死ぬかわかりません。
可能性は、1パーセント未満かもしれませんが、0パーセントではありません。
不謹慎な話ですが、事実としてあり得る話なのです。
だから、やりたいことがあるなら、できるだけ早いほうがいい。
「時間があるときにしよう」
「来年になったらしよう」
「○○歳になってから始めよう」
「わが子が独立してから始めよう」
「定年を迎えてからしよう」
なんてのんきな話なのでしょう。
長生きできる保証なんてありません。
悠長なことを言っていると、いつまで経っても取りかかれません。
そのときまで生きている保証はない。
誰もあなたの未来を正確に予想することはできません。
当たると評判の占い師ですら、あなたの未来を100パーセント見通すのは不可能です。
事情がなければ、できるだけ着手は早いほうがいい。
開始時期を早めましょう。
やりたいことはすべて前倒しにしましょう。
「少し前倒し」ではなく「大幅な前倒し」でOKです。
着手の理想は「今すぐ」です。
事情がないかぎり、なるべく先延ばしをしないことです。
来年からと言わず、今年から始めましょう。
明日からと言わず、今から始めましょう。
いつ死ぬかわからない現実に気づけば、行動も早いほうがいいことに気づくはずです。
見たい映画があるなら、早めに楽しみましょう。
読みたい本があるなら、早めに読みましょう。
行きたいところがあるなら、早めに行きましょう。
登山やスキューバダイビングがしたいなら、早く始めましょう。
旅行も遊びも何もかも、いつかやりたいことがあるなら、今すぐしましょう。
恋愛がしたいなら、今すぐ行動開始です。
急に告白するのが難しいなら、話しかけるくらいならできるはずです。
何事も始めるのは早いほうがいい。
ためらうことなく、直ちに実行するのが正解です。
着手が早くなることで、費用が少し割高になるかもしれませんが、それでもいいのです。
余分にかかったお金は、後から稼げばいいことです。
時間はお金より貴重なので、最短のスケジュールで進めるのが正解です。
あなたが「いつかやりたい」と思っていることの大半は、今すぐできます。
今すぐするのが無理なら、近日中にできるはずです。
行動が遅くて困ることはあっても、早くて困ることはありません。
何も行動しなくて後悔するくらいなら、きちんと行動して後悔したほうが気持ちいい。
行動しすぎてしまっても「とりあえずできたから、まあいいか」と思うようになるでしょう。
私たちはいつ死ぬのかわかりません。
いつ死ぬのかわからないから、できるだけ早めに行動しておくのが正解です。