ごみ箱の身になってみてください。
ごみ箱が接するものといえば、ごみばかりです。
掃除で取れたほこり、不要になった紙くず、食べ終わったお菓子の袋、カップめんの容器、台所から出た生ごみ。
部屋の住人から実にさまざまなごみを入れられています。
時には臭いごみや汚いごみを入れられることもあるでしょう。
ごみを入れられてばかりの日々です。
ごみ箱は、ごみしか接することのない一生を送っています。
にもかかわらず、ごみ箱は一言も文句を言わず、真面目に黙々と仕事をしています。
24時間365日、自分の役割を懸命に果たしています。
もちろんそれがごみ箱の仕事ですが、私たちの代わりに不衛生な仕事を引き受けてくれているのは事実です。
それだけの仕事をしていながら、まったく感謝されることはありません。
しかも陰の存在であり、部屋の中心に置かれることはありません。
部屋の隅に置かれるのが定番の位置となっています。
私たちが身につけたいのは「ごみ箱のおかげ」という考え方です。
いつも陰で頑張っているごみ箱に感謝することもあっていいのではないでしょうか。
ごみ箱のおかげで、ごみを1カ所にまとめることができ、スムーズなごみ処理が実現できています。
快適な部屋を保つことができているのもごみ箱のおかげです。
きっと今日もごみ箱は、あなたが入れるごみを受け止めることになるはずです。
一言くらい「ありがとう」の感謝の言葉があってもいいのではないでしょうか。
たまにはごみ箱に目を向け、陰で頑張るごみ箱に感謝してください。
ごみ箱も、陰であなたを支えている存在の1つです。