いつの時代も、心配されることは幸せなことです。
いちいち心配されると、うっとうしく思うこともあるでしょう。
うるさく感じてたまらないときは「ほうっておいてくれ」と思うこともあるでしょう。
時には厳しい言葉を吐いて、相手を突き放すこともあるかもしれません。
しかし、世の中には、心配されなくて寂しい思いをしている人もいます。
家庭環境に恵まれず、親からの愛を受けていない人もいます。
多くの兄弟姉妹がいても、末っ子だったため、なかなか親にかまってもらえなかった人もいます。
人間関係が希薄で、孤独孤立に苦しんでいる人もいます。
愛が枯渇していて、心配されたがっている人は少なくありません。
心配されることがあれば、素直に喜んでください。
気にかけてもらえるのはありがたいことです。
本気で心配されることがあれば、何度でも喜んでください。
本気で心配されるのは愛されている証拠です。
あなたに愛する人がいて、その人がつらそうにしていれば、自然と心配の気持ちが湧き、頭から離れないはずです。
愛する人が入院や手術をすることになれば、いても立ってもいられないでしょう。
自分のことのように感じて心配でたまらなくなるはずです。
だから心配されるのは幸せなことです。
本気で心配してくれる人は、なかなかいるものでありません。
心配してくれる人が、1人でもいるのはありがたいことです。
ありがたくて励まされます。
「うるさい」と言う代わりに「ありがとう」と言いましょう。
「うっとうしい」と思う代わりに「ありがたい」と思いましょう。
心配されることがあれば、あなたは幸せです。