あなたは今、努力をしていますか。
人生を真面目に生きているあなたなら、すでに自分なりの努力をしているでしょう。
夢や目標に向かって日々努力を積み重ねているに違いありません。
努力をモットーとしていて、周りから「努力家だね」と言われているかもしれません。
一見すると素晴らしい心がけに思えますが、ここに注意があります。
もし努力をしているなら、残念ですが成功できません。
そこそこスキルは伸びて、そこそこ仕事ができて、そこそこ結果は出るでしょうが、成功の手前で終わるでしょう。
努力していると思うことは、長続きしないからです。
途中でやめれば、成功はできません。
近い将来、それをやめることになるでしょう。
せいぜい3年、長く続いて5年です。
「努力をしている」と思っている時点で、努力を特別なことだと思っています。
「気合を入れる必要」「重い腰を上げることが必要」と思っているでしょう。
自分にむちを打ち、痛みに耐えながら必死に頑張っています。
努力していることは、あるときぱたりとやめてしまうのが定番パターンです。
だから努力して勉強している受験生は、受験が終われば、ぱたっと勉強をやめてしまいます。
努力をしている仕事も、上司がいなくなると、サボり始めます。
成功するためには「長期的な継続」が絶対条件です。
3年・5年という単位ではありません。
10年・20年、あるいは一生という長期的な継続です。
努力を努力と思っているうちは真の努力ではありません。
成功するためには努力を当たり前の状態にしてください。
成功に努力は必要ですが、努力の感覚は不要です。
日々の習慣として、いちいち意識しないくらい普通のことにします。
あなたが毎日している朝の洗顔や就寝前の歯磨きを、努力しているとは言わないはずです。
当たり前と思っているはずです。
だから朝の洗顔や就寝前の歯磨きも、きちんと毎日続けられています。
それは、成功も同じことです。
成功するためには長期的な継続が必要であり、長期的な継続には努力の感覚をなくすことが必要です。
努力を当たり前のこととして習慣化します。
「それをして当然」「それをやるのが当たり前」という状態にします。
二流は「仕事をしている」と言いますが、一流は「仕事をしていない」と言います。
一流は努力が当たり前になっていて仕事の感覚がありません。
努力を当たり前と思うようになれば延々と続けられます。
成長が遅くても、続けることができれば、着実に伸びていきます。
延々と続けるかぎり、成長にも終わりがありません。
時間はかかりますが、少しずつ夢に近づいていけます。
なかなか結果が出なくても、続けることができれば、いつか実を結びます。
努力だと思わないでください。
当たり前のことだと思ってください。
無意識のレベルまで持っていければ理想的です。
努力を当たり前と思うようになれば、成功するのは時間の問題です。