人と比べる習慣に心当たりはありませんか。
人間は、人と比べたがる生き物です。
人のことが気になって、自分と比べたくなることがあるもの。
人と比べることで、自分が相手より上なのか下なのか気になるところ。
たしかに自分の客観的な状態を知るためには、比較が役立ちます。
だからといって、人と比べるのはよくありません。
ことあるたびに人の様子が気になって落ち着きません。
自分のほうが上であれば、ほっとしたり喜んだりして、優越感を覚えます。
自分のほうが下であれば、焦ったり落ち込んだりして、劣等感に苦しみます。
比べるたびに、優劣で感情が刺激されます。
感情の起伏が激しくなり、神経がすり減ってしまいます。
人と比べるのは、人に振り回されるのと同じこと。
自分のほうが優れていたとしても、安泰ではありません。
上には上がいるものです。
自分の悪いところが目立つようになり、自信を失ってきます。
比べるたびに、ストレスを感じ、だんだん自己嫌悪に陥ります。
人と比べる生き方をしていると、ストレスを感じやすくなって、疲れやすくなるのです。
人と比べるのはやめましょう。
「人それぞれ」という価値観になることです。
大切なのは「人は人、自分は自分」という考え方です。
人の動向を気にしません。
人がどうしようと気にしないことです。
比べるのをやめれば、いちいち優劣を考えることがなくなるため、感情が安定します。
比べるなら、自分です。
昨日より前に進めているか。
昨日の自分より成長できているか。
過去の自分を越えることができているか。
そうすれば、自分の成長や向上に集中することができます。
体力や精神力など、限られたリソースを有効に活用できます。
最大のライバルは、自分です。
自分らしく生きることに集中できるのです。