疲れない生き方をするには、競争を避けることです。
競争に加わると、ストレスやプレッシャーの嵐になります。
ぴりぴりした雰囲気が漂い、心が張り詰めた状態になります。
もちろん競争が絶対悪いわけではありません。
競争には、モチベーションを高めたり、成長を促したりする効果があるのも事実です。
競争相手を意識することで、闘争心が燃え、怠ける心も吹き飛びます。
ライバル意識に火がつき、やる気が出たりモチベーションが高まったりします。
「負けてなるものか!」と気合を入れれば、120パーセントの力を発揮できるでしょう。
その結果、ぐいぐい成長が促され、大きな結果につながることが少なくありません。
しかし、あくまで「疲れない生き方」を実現させたいなら、競走には注意することです。
競争は、大きなストレスにさらされるのが運命だからです。
競走は、消耗戦です。
人と競い合うことで、常に緊張を感じるようになります。
心拍数が上がって、落ち着きません。
いらいらする場面が増え、ことあるたびに神経がすり減ってしまいます。
競争していると、無理をしがちです。
競争相手の影響を受けて、パワーやスピードを出しすぎて、へとへとに疲れます。
限界をオーバーすれば、心身に不調を来すこともあります。
競走すると、嫌でも人と比べることになり、優劣の世界で生きることになります。
勝てば、笑ったり喜んだり安心したりして、優越感を覚えます。
負ければ、泣いたり悲しんだり落ち込んだりして、劣等感に苦しみます。
感情の起伏が激しくなり、自分を見失ってしまいます。
競走するから疲れます。
ではどうするか。
競走をやめればいいのです。
競走をやめれば、消耗戦も終わります。
心の平静を取り戻せ、感情が安定します。
穏やかな世界で生きられ、平和な日々を送れます。
つい競走を意識してしまう人もいるでしょう。
近くに必死の人がいれば、つい気になって、競走を意識してしまう状況があるものです。
難しい状況に思えますが、解決策はシンプルです。
いっそのこと見なければいいのです。
見なければ意識することがなくなります。
距離を置きましょう。
環境を変えましょう。
視界に入れないようにします。
見なければ、気になることもありません。
競走をやめると「自分らしさ」が浮き彫りになります。
「自分の成長」に集中できます。
競走をやめると、本当の人生を歩めます。
「競争しないのは弱者だ」
「競走から逃げるのはよくない」
「競走しないのは人間失格だ」
批判してくる人もいるかもしれませんが、気にすることはありません。
競走は、義務でも強制でもありません。
自分の人生なのですから、他人から命令される筋合いはありません。
勝手に言わせておけばいいのです。
「競走をやめれば、負けることになる。負けの人生が確定する」
そう考える人もいるかもしれませんが、無用の心配です。
そもそも最初から競走に参加していないのですから、負けることはありません。
競走の参加は、自由です。
競走は、したい人だけ参加すればいいことです。
競走は義務でも強制でもないのですから、不参加で処分されることはありません。
疲れたくないなら、競走をやめることも勇気です。
堂々と競走しない人生を選んでください。
自分の人生は自分のものです。
すでに競走のレールの上にいるなら、今すぐ下りるといいでしょう。
勇気を出してレールから下りることです。
競走せざるを得ない状況もあるでしょう。
競走をゼロにできなくても、減らすことならできるはずです。
できるだけ競走の世界から離れて、新しいステージで生きてください。
自分らしい生き方を形作ってください。
逃げでも負けでも挫折でもありません。
競走しない生き方も、素晴らしい生き方の1つです。