思いついたアイデアは、ぜひ人に話しましょう。
こそこそ隠すより、どんどん話したほうがいい。
「人にアイデアを話すと、盗まれそうだ」
「変なアイデアだと笑われそう」
「アイデアの体裁が整ってから話したい」
そう思う人も多いのではないでしょうか。
もちろんアイデアを練り上げるまで伏せておくほうがいい場合もあります。
コンペやプレゼンなら、本番まで発表を控えておくのがいいでしょう。
また、競争相手やライバル企業に、のこのこアイデアを漏らすのも注意が必要です。
形になる前のアイデアは知的財産に当たりませんが、ヒントにはなります。
漏らしたアイデアを盗まれ、自分のものとされる可能性もありません。
アイデアを思いついても、不安や心配があって、人に話すのを控える人も多いのではないでしょうか。
しかし、事情がある場合を除けば、思いついたアイデアはどんどん人に話すのが得策です。
アイデアを話すことによるメリットは、3つあります。
人に話すためには、わかりやすくかみ砕く必要があります。
「今こういうアイデアを考えている」と人に話す過程で考えが整理されます。
人と会話していくうちに、ぱっとインスピレーションが得られることもあります。
わかりやすく説明する努力が、結果として、新しい視野をもたらすことが少なくありません。
人と話すと、反応が得られます。
客観的な反応が得られることで、他人がどう感じるか知ることができるでしょう。
自分では「つまらない」と感じたものが、他人には「面白い」と感じることもあります。
自分の予想とは違った反応が返ってくれば、新しい発見につながり、修正・改善がしやすくなります。
人に話すと、アドバイスをもらえることがあります。
人に話すからこそ、素晴らしい知恵が出るもの。
客観的な立場からもらえたアイデアは、新しい発見をもたらしてくれるでしょう。
「もっとこうしたほうがよくなるよ」という一言で、ブラッシュアップにつながることがあります。
ブレイクスルーをもたらし、さらにアイデアの質を高めていけます。
こそこそ隠していると、アイデアを発展させるチャンスを逃すことになります。
より良いアイデアをブラッシュアップさせていくためにも、どんどん人に話しましょう。
どんどん人に話す人が、素晴らしいアイデアを完成させていけます。