「アイデアが出なくて苦しい」
そんなときは、呼吸が浅くなっていないか確認してみてください。
アイデアが出ないときは、呼吸が浅くなっていることが多い。
行き詰まりを感じているときは、緊張とストレスが強くなるため、いつの間にか呼吸が浅くなりがちです。
呼吸が浅いと、血中の酸素濃度が低下して、脳のパフォーマンスも悪くなります。
思考力・想像力・発想力に悪影響が及べば、アイデアがうまくいかないのも当然です。
また、交感神経が高ぶると、体が緊張して、頭も固くなります。
視野が狭くなって、融通の利かない考えにとらわれ、ユニークな発想を妨げてしまうのです。
アイデアが出ないから、呼吸が浅くなるのではありません。
呼吸が浅いから、アイデアが出なくなるのです。
アイデアが出ないときは、深呼吸をしましょう。
大きく息を吸って、ゆっくり吐く。
「息を吸うときは3~4秒、吐くときは6~8秒」を目安にするといいでしょう。
深呼吸を何回か繰り返せば、血中の酸素濃度が増え、脳にも酸素が行き渡ります。
頭の働きが活性化され、思考力のパフォーマンスがアップします。
また深呼吸には、精神安定をもたらす作用もあります。
呼吸は、自分の意思で自律神経をコントロールできる唯一の方法です。
意識的に呼吸を整えることで、交感神経が静まり、副交感神経が優位になります。
思考が明瞭になるだけでなく、気持ちも落ち着くので、アイデアが出やすくなるのです。
たかが深呼吸、されど深呼吸。
アイデアが出ないときは、深呼吸をしましょう。
呼吸を整えると、思考も整います。
深呼吸を数回繰り返せば、余裕と落ち着きを取り戻せているはずです。