アイデアを考えるときに役立つのが「尊敬する人」です。
尊敬する人に聞くのではありません。
尊敬する人になったつもりで考えてみるのです。
向上意識の高いあなたなら、尊敬する人がいるでしょう。
しかも1人ではなく、何人もいるのではないでしょうか。
尊敬する人は、自分より考え方がスマートで、参考になるところが多いでしょう。
視野が広く、視点が鋭く、豊かな発想力を持っているはずです。
普通は自分の思考パターンで考えますが、尊敬する人を思い浮かべることで、新しい思考パターンを取り入れることができます。
例えるなら、尊敬する人の思考パターンを、自分にインストールするようなイメージです。
人には、真似ができる能力を備えていますが、それはアイデア発想に応用する形です。
もちろん完全に尊敬する人の思考パターンを再現するのは難しいでしょう。
その人が実際にどう考えるかは、その人しかわからないこと。
100パーセントの正解はわかりません。
しかし、その人の人柄や性格を知っていれば、ある程度、思考パターンを想像できるはずです。
「尊敬する○○さんならどう考えるだろうか」とイメージしてみましょう。
年齢・性別に関係なく、尊敬する人なら、友人・上司・先輩など、誰でもかまいません。
その人の性格や人柄を思い浮かべながら、本人になりきったつもりで具体的に考えるのがポイントです。
尊敬する人になったつもりで考えてみると、いつもとは違った思考パターンが得られるでしょう。
「尊敬する○○さんなら、きっとこう考えるだろう」
「きっとこんな発想をするのではないか」
「間違いなく○○するだろう」
明確なイメージが頭に浮かべば、しめたもの。
鋭い見方や考え方ができるようになり、新しいアイデアを考える際に役立つのです。
この方法は、面識のない人に対しても応用できます。
メディアで活躍する、有名作家、一流画家、プロのミュージシャン。
間接的に人柄や性格を知っていれば、想像力を働かせることで「こう考えるのではないか」とイメージできるでしょう。
できる範囲でかまわないので、思考パターンを真似してみましょう。
人になりきったつもりで想像すれば、視点が変わり、その人らしいユニークな発想が得られるでしょう。