失敗した瞬間「大変なことをしてしまった!」と慌てます。
上司に叱られるかもしれない。
人に迷惑をかけてしまうかもしれない。
経済的なダメージがあるかもしれない。
失敗が大きくなるにつれて、精神的なダメージがあるでしょう。
大きな失敗をしたときは「人生が終わった」と思うこともあるはずです。
もちろん致命的な失敗も存在しますが、ほとんどの場合、大げさに失敗を考えているだけです。
失敗を大げさに感じてしまう原因は「短期的な考え方」にあります。
短期的に考えていると、視野が狭くなって、小さな失敗を大げさに捉えがちです。
今を起点にして短期的に考えると、小さな失敗も大きく感じてしまうもの。
失敗したとき、こう考えてみてください。
「その失敗は、人生にどんな影響があるのか」と。
人生という大きな枠組みで考えると、ほとんど影響のない失敗のはずです。
心が傷ついたとしても、泣いて終わる程度でしょう。
お金で損をしても、致命的と言うほどではないでしょう。
けがや病気をしたとしても、すぐ回復できる程度でしょう。
今は大変に感じるかもしれませんが、人生全体で考えれば、何の影響も与えません。
遅延や損失といった悪影響はあるかもしれませんが、人生全体で考えると、無視できるほど小さなことでしょう。
もはや限りなくゼロに近い悪影響のはずです。
誤解・勘違いによる小さな失敗なら、もはや笑って済ませられるレベルにすぎません。
あなたは今まで多くの失敗を経験したでしょう。
これまでの人生を振り返ったとき、少なくとも3回以上は「人生が終わった」と思う出来事があったはずです。
それでも何とかなり、今ここで生きています。
今回の失敗も同じです。
少し大げさに感じているだけです。
深刻に考えすぎているだけです。
失敗したら、視点を高くして、長期的に考えてみてください。
失敗の99パーセントは、人生に影響なし。
たとえ「人生が終わった」という失敗も、実際は何とかなります。
あまり深く落ち込まず、さっさと忘れましょう。
失敗したら、さっさと笑い話にして、乗り越えるのが得策です。