素晴らしいアイデアを出すには、どうすればいいのでしょうか。
「素晴らしいアイデアを出すには才能が必要」
「頭がよくないと、いいアイデアは出せない」
「発想力がないと、素晴らしいアイデアを出すのは不可能」
そう思っているなら誤解です。
もちろん才能があったほうが素晴らしいアイデアを出しやすくなりますが、その差は微々たる程度。
才能がなくても、素晴らしいアイデアを出すことは可能です。
凡人でも普通の人でも、素晴らしいアイデアを出すことは可能です。
では、凡人でも素晴らしいアイデアを出すにはどうすればいいのか。
それは「100個の無駄なアイデアを出す」という方法です。
素晴らしいアイデアを出したいなら「量」が勝負です。
平凡で当たり前のアイデアでいいので、どんどんアイデアを出しましょう。
最初のうちは、ありきたりなアイデアが出てくるでしょう。
誰でも思いつくような、陳腐なアイデアばかりが出ます。
その調子でいいので、紙にリストアップしながら、どんどんアイデアを出していってください。
アイデアを出して、出して、出しまくる。
アイデアを出し続けていくと、そのうちネタが尽きてきて、視点や考え方を変えなくてはならなくなります。
視点と考え方を変えると、再びネタが出始めます。
ところがしばらくすると、視点や考え方を変えて出したアイデアさえもネタが尽きてきます。
さらにアイデアを出そうとすると、今度は非常識や異次元のレベルで考えなければいけなくなります。
この段階まで突き詰めることです。
この段階になって、ようやく素晴らしいアイデアが出てくるようになります。
普通の人が思いつかないような、斬新で優れたアイデアです。
素晴らしいアイデアを出すなら、100個の無駄なアイデアを出すことです。
ネタが尽きて諦めるのではありません。
むしろネタが尽きてからが正念場であり、本当の始まりです。
素晴らしいアイデアは、101個目から出ると考えてください。
ネタが尽きて大いに結構。
むしろ「ネタが尽きる」という限界に直面しなければいけません。
「発想の限界」と呼べる場面に直面して、その壁を突き破ることです。
必ずできます。
肉体には限界がありますが、思考には限界がないからです。
この方法には、発想力や想像力を鍛える効果もあります。
100個までは、助走のようなもの。
101個目になったとき、ようやく素晴らしいアイデアが出始めます。
時間と労力はかかりますが、諦めなければ必ずできます。
この方法なら、どんな凡人でも、素晴らしいアイデアが出せるようになります。