偉人や成功者と呼ばれる人には、変わったキャリアが目立ちます。
人生のどこかで、一度落ちこぼれているのです。
もちろん立派な経歴を持つ偉人や成功者も存在しますが、すべてがその限りではありません。
偉人の中には、中卒や高卒の人たちがいます。
伝記に登場する偉人には、まともに学校教育を受けていない人も少なくありません。
成功者にも、大学を中退している人がいます。
世界的大企業の創業者や経営者にも、大学を中退した人がいます。
偉人や成功者といえば、立派な経歴を持った人たちをイメージするかもしれませんが、そうとは限りません。
偉人や成功者になるためには、高等教育が必要と思っているなら誤解です。
現実を見てわかるとおり、偉人も成功者も、実は落ちこぼれが多い。
いったん落ちこぼれて、そこからはい上がってきた人が強いのです。
道を究めるには、敷かれたレールから外れることが大切です。
敷かれたレールは、あくまで準備されたカリキュラムです。
教育課程が整っている代わりに、個性に応じた教育が不足しています。
自分が人生でなすべきことは、学校の教科書に書かれていることではなく、自分で見つけていくものです。
敷かれたレールから外れたとき「自分はどう生きていけばいいだろうか」と本気で考えます。
レールから外れたら、そこから先の生き方は自分で考えるしかなくなります。
落ちこぼれたとき、自分の頭で考える力が鍛えられます。
「本気で人生を生きる!」「何としてもはい上がる!」という反骨精神をバネにして、飛躍に変えます。
自分に備わった能力を発揮して、自分の役割を見つける。
そして、自分を最大限に生かせる分野で、最高の花を咲かせるのです。
もし自分のことを「落ちこぼれ」と思っているならチャンスです。
成功者と共通したキャリアがあります。
後は、落ちこぼれを生かすかどうかです。
レールから外れたら、ピンチではなく、チャンスに変えてください。
落ちこぼれたまま腐れば、どんどんダメになります。
落ちこぼれをバネに変えていけば、どんどん飛躍できます。
レールから外れたら、自分の生きる道を探すことです。
個性と才能を発揮できる分野が、どこかにあるはずです。
自分の生きる道を見つけたら「使命」と位置づけ、生涯をかけてまっとうすることです。
そうすれば、高等教育を受けた人より、優れた結果を発揮できる可能性が出てきます。
「あのとき落ちこぼれてよかった」と言える日がやってくるのです。