人として大切なのは何でしょうか。
緊張に関しては「緊張する・しない」という2択で考えがちです。
たしかに緊張しない人のほうが、強い心と精神力が感じられ、人として素晴らしく思えるでしょう。
多くの場数を踏んで、すっかり緊張に慣れているような印象もあります。
しかし、ここが要注意。
人として大切なのは、緊張したかどうかではありません。
緊張は、してもいいのです。
人間なら大舞台で緊張するのは当たり前。
人前に立って、多くの人から注目されれば、心身がこわばって当然です。
むしろ緊張したほうがいいこともあります。
緊張は仕事のパフォーマンスを上げる効果もあります。
重要な局面では、緊張を避けるより求めたほうが、より良い結果を発揮しやすくなります。
本当に大切なのは、緊張したかどうかではなく、緊張してどうしたかです。
この2つは大きな違いです。
緊張を放置する人より向き合う人のほうが、精神的に立派です。
緊張を放置すれば、変化も進歩もありません。
緊張と向き合い、生かしたりほぐしたりすると、変化と進歩があります。
上手に緊張を処理できたかどうかに関係なく、まず緊張と向き合い、前向きに取り組んでいる姿勢が大切です。
困難から逃げずに立ち向かえる人には、向上心があります。
そのときは上手に緊張を操れなくても、努力を続けていれば、いずれ操れるようになるでしょう。
緊張と向き合っていくと、どんどん成長できるのです。