緊張によるストレスは不快とは限りません。
緊張によるストレスは、不快に感じるときもあれば、心地よく感じるときもあります。
ストレスの感じ方を分ける要因の1つは「能動的・受動的の違い」です。
同じ場面で同じ緊張をするとしても、能動的・受動的の違いで、緊張によるストレスの感じ方が変わります。
受動的な緊張は、不快なストレスになります。
人から「やれ」と命令されたスピーチやプレゼンは、自分が望んだことではないため、なかなか乗り気になれません。
嫌がる気持ちで逃げの姿勢になっていると、ただでさえつらい緊張が、ますますつらく感じます。
「向こうから緊張がやって来る」と思うと、不安や恐怖もあおられます。
結果として、不快なストレスに感じます。
不快なストレスは、心の傷になりやすく、時にはトラウマに発展することもあります。
緊張を心地よく感じたいなら、能動的になりましょう。
自分から緊張に向かっていけばいいのです。
積極的に緊張に向かっていくとき、心は楽しむ準備ができています。
精神状態が強くなっているので、上手に緊張を処理できます。
自分から緊張を求めている状態なので、緊張と接しても、ストレスが心地よく感じるのです。
いずれ取り組まなければいけない仕事があるなら、早めに着手して、早めに終わらせましょう。
自分から緊張に向かう姿勢になれば、緊張によるストレスは心地よくなる上、仕事もはかどります。
能動的になっておくほうが、自分のためになります。