緊張をほぐすには、目的を意識しましょう。
あなたがそれをする目的は何ですか。
あなたが向かおうとする本番には、目的があるはずです。
緊張する場面には、何らかの目的があるはずです。
たとえば、スポーツなら「勝利を収める」という目的があります。
試験なら「合格する」という目的があります。
告白なら「両思いになる」という目的があります。
面接なら「内定をもらう」という目的があります。
結婚式のスピーチなら「2人の門出を祝う」という目的があります。
プレゼンなら「企画を通す」「新規契約を結ぶ」などの目的があります。
本番でうまく振る舞うことに注意が向いて、本来の目的を見失っているのではないでしょうか。
たしかにうまく振る舞うことも大切ですが、やはり一番大切なのは目的を達成することです。
うまく振る舞うことができても、目的が達成できないと意味がありません。
逆に少々ミスがあっても、最終的にきちんと目的が達成できれば、成功です。
目的さえ達成できるなら、プロセスは多少乱れていても大丈夫です。
緊張している状態とは、目的を忘れかけている証拠。
緊張するから目的を忘れるのではありません。
目的を忘れるから緊張するのです。
うまく振る舞うことに注意が向いて、肝心の目的を忘れかけている可能性があります。
あらためて目的を思い出してください。
そして、目的の達成に集中しましょう。
小さなことにとらわれず、大きなことを見つめましょう。
目的に集中した分だけ、意識が緊張からそれて、穏やかな気持ちを取り戻せます。
目的に集中すればするほど、達成率も高まるのです。