緊張を克服するためには、まず緊張しない心を目指すはずです。
人目があっても動揺しない。
多くの人から注目されている状態でも、堂々とスムーズに発表できる。
トラブルや想定外が発生しても、落ち着いて臨機応変に対応できる。
緊張しない心を持てば、どれだけ楽でしょうか。
緊張しない心を持つ正攻法は、場数を踏んで、成功体験を積み重ねることです。
場数と成功体験を積み重ねるにつれて、だんだんと緊張しない心を習得していけます。
しかし、場数を踏む方法には重大な弱点があります。
「未知の経験には対応できない」という弱点です。
慣れた経験なら楽ですが、初めての経験になると再び緊張が走ります。
場数を踏む方法も完璧ではありません。
初めての経験でも対応できるよう、緊張をほぐす方法が必要です。
緊張しない心を持つことも大切ですが、緊張をほぐす方法はもっと大切です。
緊張してもいいのです。
結局のところ、緊張しても、ほぐせばいいからです。
緊張をほぐす方法さえ習得できていれば、どんな場面でも対応できます。
したがって、優先させる緊張対策としては「緊張しない心の習得」より「緊張をほぐす方法の習得」です。
先に緊張をほぐす方法を習得しておき、後から緊張しない心を習得していくほうが、ステップアップがスムーズです。
緊張がほぐれる方法を身につけておけば、どんな状況も怖くありません。
緊張をほぐす方法はさまざまあります。
瞑想・深呼吸・ツボ押し・マッサージ・ストレッチ体操。
ガムを噛んだりハーブティーを飲んだり歯を磨いたりする方法など、多種多様です。
自分に合った方法を見つけておきましょう。
緊張に備えて、自分に合った方法をいつでも利用できる状態にしておくことが大切です。