緊張と付き合う上で大切なのは、適度の範囲です。
適度な緊張はいいですが、過度の緊張はよくありません。
適度な緊張は仕事のパフォーマンスを上げますが、過度の緊張は、心身に悪影響をもたらします。
過度の緊張が長期に続いた場合、鬱病・パニック障害・統合失調症など、病気に発展する可能性もゼロではありません。
過度の緊張になれば、気分転換やストレス解消を心がけ、適度の状態まで緊張をほぐすことが大切です。
さて、この適度の範囲について知っておきたいポイントがあります。
「適度の範囲は状況に応じて変化する」という点です。
適度と過度の境界は状況に応じて変化します。
変化をもたらす要因は、3つあります。
「種類」「体調」「心の成長」です。
適度の範囲は、緊張の種類によって変わります。
たとえば、試験や試合などの緊張には耐えられても、人に注目される緊張は苦手という人もいます。
また人に注目されるとはいえ、プレゼンは得意でも、スピーチは苦手という人もいます。
緊張とはいえ、場数や成功体験の違いから、得意・不得意の違いが生まれます。
適度の範囲は、体調によっても変化します。
たとえば、睡眠不足や風邪気味のときは、体調がよくないため、普段より緊張もしやすい傾向があります。
女性の場合、月経の影響も見逃せません。
月に一度の月経期間は、情緒不安定になりやすいため、軽微な緊張でも苦しく感じます。
適度の範囲は、メンタルの成長に応じて変化します。
スピーチやプレゼンなど、どれだけ場数を踏み、成功体験を積み上げたかが大切です。
場数を踏めば踏むほどメンタルが鍛えられ、より強い緊張に耐えられるようになります。
適度の範囲は、一定ではなく、状況に応じて変化します。
本には書いていません。
人に聞いてもわかりません。
適度の範囲の見極めは、あなたの感覚が頼りです。