緊張に慣れていないときは、どの聴衆も暗い表情に見えます。
もちろん聞き手によって表情に差はありますが、誰を見てもネガティブな表情に見える。
それは、まだ緊張に慣れていない証拠です。
緊張に慣れていないと、心に余裕がないため、誰を見てもネガティブな表情に見えます。
笑顔の人がいたとしても、思考がネガティブになっていると、小ばかにした笑顔に見えるのです。
ところが場数を踏んでいくうちに、不思議な現象が起こります。
だんだん聴衆が明るい表情になっていくのです。
聴衆が明るい表情に見えてきたら、あなたが緊張に慣れてきた証拠です。
人前での発表に慣れると、心に余裕ができるため、聴衆の表情を冷静で好意的に受け止められるようになります。
すると、いつもより明るい表情が目立って見えるようになる。
また人前での発表に慣れたことで、あなたにも明るい表情が増えたのでしょう。
あなたが笑顔になると、あなたを見た聴衆も笑顔になります。
複数のプラスの要因が重なり、結果として、聴衆が明るい表情に見えてくるのです。
聴衆は、どんな表情であなたの話を聞いていますか。
明るい表情でしょうか、暗い表情でしょうか。
聴衆の表情は、実は自分の心を映し出しているのです。