緊張をほぐすなら、適度な運動で体を動かすことが有効です。
大切なのは、筋肉に負荷を与えること。
運動神経を刺激することで、緊張から意識がそらせたり、気分転換になったり、体を温めたりする効果があります。
体の筋肉の7割は、下半身に集中しています。
しっかり下半身を動かすことで、緊張をほぐす効果が期待できます。
下半身を動かすなら散歩もいいのですが、のんびり散歩をしていられない状況もあるでしょう。
そんなとき、即効性のある緊張対策として有効なのが、スクワットです。
スクワットとは、上半身を伸ばした状態でする、膝の屈伸運動です。
スクワットを数回行うだけで、体を激しく運動したときと同じ効果が得られ、緊張をほぐす効果が期待できます。
最初の目安は5回。
5回スクワットをして物足りなければ、無理のない範囲で回数を増やすといいでしょう。
ただし、スクワットを行うとき、2つの注意点があります。
スクワットは、膝に負担がかかる運動です。
普段運動をしない人が、急に何度も激しいスクワットをすると、体の不調を引き起こす場合があります。
限界を無視してやりすぎると、肉離れを引き起こす可能性もゼロではありません。
スクワットをするのはいいのですが、無理をせず、適度の範囲を心がけましょう。
スクワットによる緊張緩和の効果には、個人差があります。
まれにスクワットが合わない人もいます。
緊張をほぐす効果がある一方、人によっては逆に興奮を高める効果になる場合もあります。
体質上・性格上の問題があり、一概には言えないところ。
緊張をほぐすか興奮を高めるかは、人それぞれです。
すべての人に有効な手段ではありませんが、選択肢の1つとして検討する価値はあるでしょう。
自分に合っていると思うなら、自己責任のうえ、試してみてください。