恥をかくことは失敗でしょうか。
それとも成長でしょうか。
それを決めるのは、個人の受け止め方です。
失敗と思えば失敗になりますが、成長と思えば成長になります。
つまり、どちらにもなる可能性を秘めています。
テンションの低い人は、恥をかくことが失敗だと思っています。
「恥をかくのは情けない」と思い、自分の不手際に赤面します。
もちろん人間ですから、当然わからないこともあります。
誰でも最初は初心者。
最初から完璧にできる人はいません。
初めての経験は、成功するより失敗することのほうが多いでしょう。
本来あまり気にしなくていいはずですが、テンションの低い人は、とにかくネガティブ一辺倒。
自分を責めて、責めて、責め続ける。
しかも恥をかいたことを、いつまでもくよくよ引きずる傾向があります。
恥をかくたびに、どんどん自己否定と自己嫌悪が強くなり、ますます自信を失うのです。
しかし、テンションの高い人は違います。
テンションの高い人は、恥をかくことが成長だと思っています。
誰でも最初は初心者であり、うまくいかないほうが当然であることをよくわかっています。
もちろん自分の不手際は反省します。
人に迷惑をかければ、きちんと謝りますが、恥をくよくよ引きずることはありません。
必要以上に落ち込むのは、かえって毒になるだけ。
恥をかくなんて、小さなこと。
恥は、あくまで次のステップに進むための土台です。
経済的な損失があれば、授業料として考えます。
反省として受け止め、悪い点さえ改善できれば、さっと忘れます。
自分を高めるための反省材料として生かすため、どんどん成長していく。
自分が向上している感覚が得られやすいため、落ち込むことはあっても、基本的に元気な状態を保てます。