「最近のお客さまは、わがままですよね」
そんな声を耳にすることがあります。
お客さまからの要望やクレームが増えると、対応しきれず、つい弱音を吐いてしまいがちです。
しかし、お客さまを「わがまま」と呼ぶのは、少し失礼ではないでしょうか。
お客さまは期待をしているからこそ、あなたのところにやってきます。
そこで、こう考えてください。
「最近のお客さまは、レベルが高い」と。
「わがままなお客さま」は「レベルの高いお客さま」と言い換えられます。
どちらも同じ意味ですが「わがままなお客さま」と「レベルの高いお客さま」とでは、印象が変わるでしょう。
「レベルが高い」と言い換えるだけで、ポジティブな印象になります。
あらためて考えれば、レベルが高いお客さまと接することができるのは喜ばしいことです。
レベルが高いお客さまがあなたのところに来てくれるのは、あなたにそれだけの価値がある証拠。
実に光栄なことです。
あなたが「レベルの高いお客さま」と感じるなら、相対的に「自分はまだレベルが低い」とも言えます。
レベルの高いお客さまに負けないように、自分のレベルも上げていきましょう。
レベルの高いお客さまだからこそ、挑戦する価値があります。
仕事の最終目標とは、お客さまを満足させることではなく、感動させることです。
レベルの高いお客さまを「ここまでやるか。素晴らしい。参った」と言わせるのが、あなたの本当の仕事です。