さて、ちょっと想像しましょう。
あなたが新人で、お客さまにお茶を出すことになりました。
お客さまは、3名です。
お茶出しは、まずお客さまから出しますね。
お客さまの中でも、より地位の高い方から出します。
ここまでは、大丈夫ですよね。
しかし、ちょっと待ってください。
新人のあなたは、そのお客さまとは初対面です。
名刺もまだ頂いていないし、地位もわかりません。
地位の高い人からお茶を出しますが、どう地位を確かめるのでしょうか。
私がいつもしている確認方法を、伝授します。
ポイントは「席次」です。
席次によって、地位を確認できるのです。
お客さまの中にも、上司と部下の関係があります。
当然、部下は上司に上座を譲り、上司は部下より良い席に座ります。
この当たり前の社会マナーを、逆に確認方法に活用するのです。
知らない人の地位を確かめるときに、席次の法則を知っていると困ることはありません。
上座に座っているお客さまから順に、地位が高いと見ていいでしょう。
入り口のドアから遠く、窓際に近い席に座っているお客さまが、おそらく一番地位が高いということになります。
しかし、あくまでも、これは簡易的な確認方法です。
もちろん必ずしもこのとおりではありません。
ある程度、初対面のお客さまの地位を読み取っていくことができる知恵です。
あなたの社会生活においても、ぜひ役立ててください。