執筆者:水口貴博

社会人としての30の訪問・来客マナー

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車の上座と下座は、同じ席になる。

車の上座と下座は、同じ席になる。 | 社会人としての30の訪問・来客マナー

私は昔、車の中で一番いい席は、眺めのよい助手席だと思っていました。

眺めのよい助手席は、180度が見渡せ、気分のいい席だからです。

しかし、これがとんだ勘違いなのです。

社会人になれば、仕事の関係でタクシーを使って移動することがあります。

そんなタクシーで一番の下座になるのは、実は眺めのよい助手席だったのです。

なぜ助手席が下座になるのかというと理由があります。

まず、助手席はタクシーの運転手に道を指示して案内を促す立場になります。

また運転手が間違った道を通っているときには「道が違うのでは?」と指摘してあげなければいけません。

それに加えて、面識のない人が隣に座るという居心地の悪さもあることでしょう。

そうした理由から、助手席は仕事が多く、落ち着くことができない下座となります。

しかし、車の席次は特に難しいです。

例外があるからです。

先ほど「助手席は一番の下座」とお話ししました。

しかし、ある条件の場合に限っては、逆に「一番の上座」となります。

その条件とは「運転席に面識のある人が座る場合」です。

たとえば、自社の部長が運転手を務める場合には、逆に助手席は一番の上座となります。

部長なら面識もあり、仕事上での話も弾むことから、助手席が特等席になります。

席の位置だけで上座と下座を決めるのは、早合点です。

車の場合に限っては、条件によって、上座と下座が逆転するので気をつけておきたいところです。

社会人としての訪問・来客マナー(23)
  • 車の助手席は、場合によって下座と上座が変わるので、気をつける。
お客さまとの商談中は、携帯はオフにする。

社会人としての30の訪問・来客マナー

  1. 名刺交換のタブーに要注意。
  2. 文字を相手に向けて、両手で渡そう。
  3. 客先への訪問は、事前にアポイント(予約)をするのがマナー。
  4. 「お茶でいいです」の「で」は余分。
  5. 言い争いになりやすい話題(宗教・政治・野球)は、初対面では避けたほうがいい。
  6. 訪問先で出された飲み物は、飲みきってもいい。
  7. プライベートの感情を、仕事に持ち込まない。
  8. どんなときにも、ペンとノートは持参する。
  9. 約束の時間に早すぎるのも問題。
  10. 訪問の際は、手土産を必ず持参すること。
  11. 手土産選びにも注意しよう。
  12. お茶出しのタイミングは、特に気をつけておきたい。
  13. お茶は、まずお客さまから出すこと。
  14. 初めてのお客さまの地位を、あなたならどう確認しますか。
  15. 座布団を踏むのは、お客さまを踏む行為と同じだ。
  16. 大きな声の挨拶が、逆にタブーとなる場合がある。
  17. お客さまに対しては、階段を使って案内をしてはいけない。
  18. 謝罪の言葉を、削りたくても、削らない。
  19. 来客には、まず自分の上司から紹介をする。
  20. エレベーターでは、案内する人が先に乗り、後から降りる。
  21. ドアの開け閉めには、2種類のマナーがある。
  22. 上座と下座、違いをしっかり把握する。
  23. 車の上座と下座は、同じ席になる。
  24. お客さまとの商談中は、携帯はオフにする。
  25. 用件が済んだ後の長居には気をつける。
  26. 「すみません」という言葉を使って、お礼を言っていませんか。
  27. 「遅刻」と「忘れ物」は、絶対にしてはいけない。
  28. へりくだっても、度が過ぎると逆効果になる。
  29. テーブルの上に、バッグを置かない。
  30. 「清潔感」は、会社のイメージにつながる。

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