執筆者:水口貴博

社会人としての30の訪問・来客マナー

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「お茶でいいです」の「で」は余分。

「お茶でいいです」の「で」は余分。 | 社会人としての30の訪問・来客マナー

相手のお宅や会社へ訪問した際に、気を使って次のような言葉をかけられます。

「お茶とコーヒー、どちらがよろしいでしょうか」

わざわざ遠くからの訪問を気遣って、飲み物を用意していただける場合があります。

そうしたとき、次のような言葉を使っていませんか。

「お茶でいいです」

本人はお茶を選んだつもりですが、ここには大変失礼な言葉が1つ含まれています。

「お茶でいいです」の「で」です。

この「で」が入ると、急に失礼なニュアンスになります。

「お茶とコーヒーしかないのか。仕方ないからお茶『で』いいよ」

わがままに聞こえ、相手に失礼です。

たった一言で、ニュアンスは大きく変わります。

こうした「で」を、あなたは使っていないでしょうか。

素直に「ありがとうございます。お茶を頂けますか」と言えるように気をつけましょう。

ビジネスのみならず、友人同士の会話でも同じです。

自分の言葉を振り返ってみましょう。

社会人としての訪問・来客マナー(4)
  • 「お茶でいいです」の「で」は、使わないようにする。
言い争いになりやすい話題(宗教・政治・野球)は、初対面では避けたほうがいい。

社会人としての30の訪問・来客マナー

  1. 名刺交換のタブーに要注意。
  2. 文字を相手に向けて、両手で渡そう。
  3. 客先への訪問は、事前にアポイント(予約)をするのがマナー。
  4. 「お茶でいいです」の「で」は余分。
  5. 言い争いになりやすい話題(宗教・政治・野球)は、初対面では避けたほうがいい。
  6. 訪問先で出された飲み物は、飲みきってもいい。
  7. プライベートの感情を、仕事に持ち込まない。
  8. どんなときにも、ペンとノートは持参する。
  9. 約束の時間に早すぎるのも問題。
  10. 訪問の際は、手土産を必ず持参すること。
  11. 手土産選びにも注意しよう。
  12. お茶出しのタイミングは、特に気をつけておきたい。
  13. お茶は、まずお客さまから出すこと。
  14. 初めてのお客さまの地位を、あなたならどう確認しますか。
  15. 座布団を踏むのは、お客さまを踏む行為と同じだ。
  16. 大きな声の挨拶が、逆にタブーとなる場合がある。
  17. お客さまに対しては、階段を使って案内をしてはいけない。
  18. 謝罪の言葉を、削りたくても、削らない。
  19. 来客には、まず自分の上司から紹介をする。
  20. エレベーターでは、案内する人が先に乗り、後から降りる。
  21. ドアの開け閉めには、2種類のマナーがある。
  22. 上座と下座、違いをしっかり把握する。
  23. 車の上座と下座は、同じ席になる。
  24. お客さまとの商談中は、携帯はオフにする。
  25. 用件が済んだ後の長居には気をつける。
  26. 「すみません」という言葉を使って、お礼を言っていませんか。
  27. 「遅刻」と「忘れ物」は、絶対にしてはいけない。
  28. へりくだっても、度が過ぎると逆効果になる。
  29. テーブルの上に、バッグを置かない。
  30. 「清潔感」は、会社のイメージにつながる。

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