能力の高い人は、すべてを自分でやろうとする傾向があります。
「仕事は、すべて自分でやる」
「1人で仕事をやったほうが楽」
「誰かにお願いするより、自分でやったほうが早い」
たしかに誰かにお願いするより、自分でやったほうが早い場合もあるでしょう。
それはそれで素晴らしいのですが、個人プレーにも欠点があります。
すべてを1人でやってしまうため、他人を必要とせず、人間関係が希薄になるのです。
仕事をすべて自分でやってしまうと、個人プレーになります。
自分だけで仕事を進めると、楽かもしれませんが、人間関係を深める機会を失います。
気づくと、社内で孤立しているのです。
誰かと協力して仕事をするのは、仕事を軽くする意味だけではありません。
人間関係を深める意味もあります。
お互いに報告や連絡をする機会ができます。
「ありがとう」と感謝したり「さすが」と褒めたりできる機会も生まれます。
苦しい仕事を一緒にするほうが、結束力も高まります。
人生の一部を共有する喜びも味わえます。
自分の仕事が楽になるだけでなく、人間関係も深まり、一石二鳥です。
仕事の面白さを、いっそう深く味わえるに違いありません。
これが、誰かと協力して仕事をする素晴らしさです。
自分だけでできる仕事でも、時には誰かと協力したほうがいいのです。