「親はどんな仕事をされていますか」
「どんな会社に勤めていらっしゃいますか」
本来なら、法律に触れる質問です。
面接で聞いてはいけない質問なのですが、実際には、意外によく聞かれる場面が目立ちます。
答える必要はありませんが、プライベートでもビジネスでも、頻繁に出る話題です。
同僚・上司・お客さまなどと話をしていれば、自然な流れで話題に上がることがあるでしょう。
さて、正直に答えるべきかどうかは、あなたしだいです。
個人的な話ですから、答えたくない場合は、無理に答える必要はありません。
「個人的なことでお答えしにくい」と言えば、面接官もそれ以上は触れないでしょう。
ただし、できれば差し支えない範囲で答えるほうが、スムーズにコミュニケーションが続きます。
かたくなに回答を断ると、会話に緊張が走り、コミュニケーションに悪影響でしょう。
答えたくない気持ちもあるかもしれませんが、単なる世間話の1つとして、時には寛大に受け止める場面も必要です。
もし、詳しく答えたくなければ、少し答え方を工夫すればいいだけです。
もちろん具体的に答えてもいいのですが、親の職業については、抽象的な答え方も許容範囲です。
本来は答える義務のない質問ですから、抽象的な答え方でとがめられることはありません。
「IT関係」「介護関係」「外資系」など、大雑把な言い方でも十分意味が通じます。
会社名については「某大手企業」「中小企業」など、不定称の指示代名詞を使えばいいでしょう。
詳しく言いたくない雰囲気が伝われば、面接官も、それ以上は深く質問してこないはずです。