面接の冒頭でよくある会話が、天気です。
「今日はいい天気ですね」
質問というわけでもなく、気軽に受け答えがちです。
もちろん気軽に答えるのはいいのですが、完全に意味がない言葉と思うのは誤解です。
こうした何でもない言葉にも、意味があります。
1つ目の意味は、応募者をリラックスさせるためです。
応募者が過度に緊張していると、面接官も面接がしにくくなります。
ちょっとした雑談を通して、応募者をリラックスさせる意味があります。
2つ目の意味は、コミュニケーション能力の確認です。
「世間話ができるか」「明るく元気に返事ができるか」などがわかります。
「そうですね」という返事はいいのですが、それだけで終わると物足りません。
もう少し会話が続くよう一言加えて、返事をしていきましょう。
「天気がいいと気持ちがいいですよね。こういう日は外で読書をしたくなります」
「今日が面接だったので、天気を心配していました。とてもいい天気で、本当によかったです」
「ニュースを見ると、週末は少し天気が悪くなるようです。体調管理には気をつけたいと思います」
明るく元気に返事ができることが大切です。
雰囲気が明るくなるよう、笑顔で会話をうまく受け答えができればいいでしょう。
面接官は応募者をリラックスさせつつ、世間話を通して、応募者の会話能力を確認しようとしているのです。