最終面接まで来た応募者は、全員、入社意欲にあふれる人ばかりです。
入社意欲にあふれる人物だから、最終面接まで来ることができました。
問題は「この応募者の中から、誰かを選ばなければいけない」ということです。
面接官の立場になって考えてみてください。
最終面接まで来ただけのことはあり、どの応募者も立派で、差がほとんどない状況です。
では、どこを決め手にするかというと、より入社意欲の強い人を選ぶ傾向があります。
強い入社意欲のある人には、将来性を感じ、企業に貢献してくれる期待ができるからです。
そこで応募者に必要なのは「この企業しかない」という気持ちを、存分に伝えることです。
すでに入社意欲はあるでしょうが、さらに強く伝えるのです。
「多くの企業を研究したが、自分に合っているのはこの企業だけ。ほかにはない。この企業しかない」
そうしたメッセージやニュアンスを伝えることができれば、役員たちの心をぐっと動かせます。
「この企業しかない」というメッセージは、企業のトップである役員たちにとって、特に嬉しく感じます。
将来にわたって、企業に貢献してくれそうだと思うのです。
もし、少しでも入社意欲に迷いがあると、面接官は不安になり、選考が不利になるでしょう。
じっとしていては評価されません。
迷いのない入社意欲を、しっかり見せることが大切なのです。