最終面接とはいえ、大きく分けると、2つのケースがあります。
「全員が通過するケース」と「最後の選考であるケース」です。
どちらのケースも、面接官を対応するのは基本的に役員です。
大きく異なるのは、面接で行われる質問の意図です。
全員が通過するケースの場合、最終面接が「確認の場」として実施されます。
「本当に当社で働く覚悟ができているのですね」
「内定を出しても、辞退しませんね」
「入社して大変なことがあっても、すぐ辞めることはありませんね」
応募者の意思を、いま一度、念入りに確認します。
企業の一員として、働く意欲と覚悟を強く見せることが大切です。
企業によっては、最終面接で意思の確認ができれば、その場で入社に関する誓約書や受諾書を書かされることもあります。
この場合、全員が通過する可能性が高くなります。
もう1つのケースは、最終面接という名の通り「本当に最後の選考」として実施されます。
一般的な面接と同様、厳しい質問や答えにくい質問をされ、採用と不採用を決定します。
役員との面接ですから、視点の高い質問が目立つ傾向があります。
さて、どちらの面接になるかは、企業によります。
可能なら、OB・OG訪問の際、先輩に実情を訪ねてみるのもいいでしょう。
先輩たちは、実際に最終面接を経験した経験者です。
あらかじめ情報を知ることで、必要な対策を準備できるでしょう。