「面接前に必要なのは気合」と言いたいところですが、少し違います。
気合は、普段以上の力を発揮するときに必要です。
大声を出したり、自分の顔を叩いたりして、意図的に自分を興奮させ、120パーセントの状態を作り出そうとします。
スポーツでは、普段の自分以上の力が必要になるため、気合が必要になるのです。
しかし、面接は違います。
面接は、スポーツの試合ではありません。
面接で気合を入れると、興奮も高まるため、自分らしくない発言や態度が増えるでしょう。
気合が入りすぎている応募者は、人物像を評価しづらくなるため、面接官も困るのです。
では、リラックスすればいいのかというと、それも違います。
もちろんある程度のリラックスは必要ですが、過度のリラックスには要注意。
リラックスしすぎると、だらしない態度に見えるため、面接を軽視していると誤解される場合があるのです。
面接前に必要なのは、適度な緊張感です。
緊張しすぎずリラックスしすぎず、適度な緊張感を持って面接に挑みましょう。
もし緊張の調整が難しければ、軽い体操を動かしてみてはいかがでしょうか。
お手洗いの個室のような人目のないところで、首や腕を左右に動かしたりストレッチをしたりすると、緊張がほぐれます。
体操には、副交感神経を適度に刺激して、緊張感を和らげる効果があります。
体の血行がよくなることで、頭の働きもよくなります。