珍しい経験は、印象深いアピールになります。
平凡な経験より珍しい経験のほうが、興味関心をかき立てられ、印象深くなるでしょう。
普通の人ではできない経験があれば、自己PRの強力な武器になるはずです。
ところがここで、難しいジレンマがあります。
珍しい経験は、珍しいゆえに、相手にとって未知である場合が多いのです。
たとえば、DJです。
学生時代にDJをやっていて、自己PRでアピールしたいとします。
DJという珍しい経験を通して、学びや成長などをアピールすれば、インパクトは抜群でしょう。
しかし、DJという意味を、採用担当者は詳しく知らないかもしれません。
「DJの経験があります」と言っても、言葉の意味がわからなければ、経験の素晴らしさも深く理解できないでしょう。
もし珍しい経験を紹介するなら、まず相手の反応の確認から始めたほうが得策です。
「私は学生時代、DJをやっていました。DJをご存じですか」
面接官に質問を投げかけ、反応を確認してから話の展開を考えます。
もし「知っている」という返事なら、そのまま本題に入ります。
「知らない」という返事なら、DJの意味から説明を始めましょう。
ちなみにDJとは「ディスクジョッキー」の略であり、ディスコやクラブなどで音楽の選曲や調整をする人のことを言います。
こうすれば、珍しい経験でもスムーズに話を始められるのです。